チリネロを生産している「ボデガス イ ビニェードス デ アギーレ」の歴史は、チリにブドウがもたらされた16世紀の半ばまで遡ります。

南米大陸のワイン造りの歴史は、16世紀のスペイン人征服者とともに新大陸に渡った宣教師の手によって、キリスト教のミサに欠かせないワインを現地で調達するため、ブドウの苗木が持ち込まれたことがはじまりであると言われています。

1548年にチリにブドウが持ち込まれ、その後1551年にはスペインの征服者フランシスコ・デ・アギーレが所有していた農園で初めて収穫が行われました。

このアギーレの子孫、ペドロウ・フェリックス・デ・アギーレによって設立されたワイナリーが「ボデガス イ ビニェードス デ アギーレ」です。

クオリティの高いワインを世界中に供給することに情熱を傾けており、180人以上の体制で、ワイン造り、設備、醸造技術、マーケティングなどに力を注いでいます。

国際大会においても数多くの賞を受賞しており、情熱が結果となって表れています。

チリネロのラベルに描かれている人物が背負っているのは、「チンチネロ」または「オルガニジェロ」というチリ伝統の太鼓。チリネロというワイン名も、この太鼓の名前が由来のひとつとなっています。祭りのときはこの太鼓を演奏して、喜びを表すとのこと。まさに、喜びを表現したデザインなのです。

チリの中央地区は、温暖な気候とアンデス山脈から吹き降ろす冷たい風が寒暖の差を生み出し、ブドウに素晴らしい香りと色合いをもたらす土地。そして、その中の幸せの街の伝統あるワイナリーから生まれた「喜びのワイン」。チリネロが、飲んだ誰かに幸せと喜びをもたらしますように…